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入院-5.17 DAY9 手術! [入院]

いよいよ親不知と決別する日が来ました。

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この日はいつもより1時間早い5時起床です。
吸引投薬をしてもらい、6時から絶飲食となります。

5:00 ナースセンター横で吸引投薬
6:00 これ以降は手術に備えて絶飲食
7:20 手術着に着替える
8:00 主治医が来室。
   *下顎の腫れ(蜂窩識炎)の状態を確認し、
   ある程度ひいているため、切らない方針となる。
8:20 手術室へ徒歩で移動。
   
手術室は「新病棟」と呼ばれている新築されたばかりの建物です。
入院している病棟とは雰囲気が異なり、開放的で明るい色調です。
手術室エリアに入ります。

■手術室は宇宙船
おそらく最新鋭の医療設備なのだろうと想像させるものでした。
手術室がいくつも並んでおり、
広々とした廊下には整然と医療設備が並んでいます。
通路と什器を留め置く場所は色分けで区別されているなど、
まるで最新鋭の工場(FACTORY)を思わせるつくりです。

手術室に入ります。
かなり広い室内は全体的に白を基調とした部屋です。
壁には複数のモニタが配置されています。
丸い照明器具も複数設置されています。
7,8人の医療スタッフの方が準備を進めてくれています。

未来的な空間で、スタートレックに出てくる様な 宇宙船の中に居るような雰囲気でした。

手術は全身麻酔で行われます。
麻酔医の方が準備に入り、いよいよ麻酔投薬です。
「はい、麻酔を入れますよ。」言われるや否や、

・・・当然、それ以降の記憶はありません。

11:30頃 手術完了
手術室で起こされます。
目が覚めたことを確認し、病室へベッドに寝たまま移動です。
暫くは酸素マスクをしたままとなります。

抜歯を行った右奥に痛みを感じます。
これは親不知を抜歯する際に、多少骨を削ったための様です。

手術中に可能な限りの膿みを取り除いたとのことでしたが、
下顎の腫れ(蜂窩識炎)はまだ若干残っている状態です。

そして、手術後の目が覚めた時から、とてもトイレにいきたい状態した。
麻酔明け直後ということで、ベッドに居なければならないため、
尿瓶をセットしてもらいました。

思い通り、尿を出すことが出来ません。

尿意があるのは、長時間トイレに行っていないためかと思いましたが、
実は、手術中に尿道にカテーテルを挿入されており、炎症しているためでした。
数日で治るとのことでしたが、トイレの度に地味に痛いです。

14:00 酸素マスクが外されました。

麻酔が溶けると痛みが強まるかと予想していましたが、
想像していたよりも痛みは感じません

抜歯後に頬が腫れるかとも予想していましたが、
頬の腫れもあまり見受けられません
看護師さんからは、数日後が腫れのピークになるとのことでした。

17:30 夕食から食事再開です。
これまでの「術後粥食」がさらに食べやすい「キザミ食」になります。
"おかず"や"付け合せ"が全て、細かく刻まれており、噛まなくても
食事が採れる様に工夫されています。

手術で骨を削ったせいか、口が僅かしか開きません。
但し、今回は蜂窩識炎などのせいではなく、
手術によるものなので気持ちが楽です。

抜歯した親不知も記念に(?)頂きました。
抜歯の際に取り出すために2つに割れています。
この親不知が、あの激しい痛みと蜂窩識炎を引き起こしたワケですが、
2つに割られ、まるで処刑された様な状態になっていました。

さあ、あとは退院に向けて回復するだけです。


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入院-5.15/16 DAY7/8 手術に向けて [入院]

手術予定日まであと2日となりました。
今回は手術直前の二日間について、まとめて書きます。

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この日の朝食も「術後粥食」です。
お粥、味噌汁、煮物、サラダを頂きます。
一番食べにくかったサラダを残しましたが、あとは完食。
食べ物を噛む事にも少しづつ慣れてきました。

二日後の手術については、
「蜂窩織炎の治療」「親不知の抜歯」を両睨みで対応する
検討が進められています。

【朝の診察(DAY7)】
・蜂窩織炎(下顎の腫れ)は収束していることが確認出来る。
口内から排膿しているためで、良い傾向
・開口部も徐々に開いており、なんとか手術が出来そう。

17日の手術は、予定通り行うということとなりました!

この日は日曜日のため、その他の診察は無く、ノンビリ過ごします。

もうすぐ、この忌まわしい 親不知 ともお別れすることが出来ると思うと、
なんだか前向きな気持ちになります。昼食、夕食の「術後粥食」は、
食事を採るようになり、初めて「完食」することも出来ました。

*** 5.16 DAY8

手術前日です。術前の最終確認が行われます。

【診察】
※耳鼻咽喉科
 ・喉の奥に内視鏡を通し、気道が確保出来ることを確認。
 ・麻酔管経路は、比較的通りが良い左の鼻の穴から入れることに決定・
※主治医(口腔外科)
 ・明日の手術では「親不知の抜歯」及び「膿の除去」を行う。
 ・口内に排膿が確認出来ているため、下顎を切る手術は行わない方向とする。
  具体的には、右奥歯の親不知の抜歯で開く穴を完全に閉めずに、
  残った膿を排出するための経路を作っておく。
  (穴はガーゼを詰めて、ケアをしておく。)
 ・下顎を切るかどうかの最終判断は手術の状況で決定する。
  下顎を切る場合、神経に一時的な痺れが出る可能性はあり。
  この痺れの期間には個人差があり、数日から人により1年というケースもある。
※麻酔科
 ・口の開口度、耳鼻科診察結果から「特に問題は無し」との判断となり、
  通常の全身麻酔で手術を行うこととする。

明日の手術は、午前8:30から始まります。
これに伴い、水分補給も二時間前から禁止となります。

気道を確保するための吸引による投薬が
朝昼晩の3回あり、明日も朝の吸引が必要です。
吸引後は喉が乾くため、6:00前に吸引投薬を完了し、
最後に水を飲める様に予定することにしました。

朝5:00にナースセンター横の部屋で吸引投薬をすることになりました。
(大部屋なので、病室で吸引する機械を動かすとウルサイのです)

看護師さんにも、いろいろお世話になります。

さあ、いよいよ明日は手術です。
ようやく親不知とお別れです!

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入院-5.14 DAY6 患部は冷やすな! [入院]

入院6日目の朝を迎えました。
昨夜は、消灯時間の21時に痛み止め(ロキソニン)を服用ししました。
夜中に静になると痛みが気になる様な気がして不安なのです。

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昨日からお粥食が出る様になり、口が開かないながらも
食べられるものは、頑張って食べようとしています。

ただ、食事をして3~4時間後に、親不知のある
右奥歯のあたりに痛みが出る傾向があります。
ただし、ズキズキする様な感覚で、”激痛”ではありません。

アゴの腫れ(蜂窩識炎)は、相変わらず有ります。
少しづつ腫れが収束してる様にも見えますが、
まだまだ腫れている状態です。

【診察】
朝の主治医の診察で希望が出て来ました。
 ・口のなかに排膿(膿みが出て来ている)していることを確認。
  膿みが取り除かれているというになり、これは良いこと。
 ・下顎の張りはむしろあった方が良い
  張りがあることで、口内経由の排膿が進めることが出来る。
 ・下顎を切り、膿みを排出することも検討していたが、
  口内からの排膿に期待し、下顎にメスを入れるのは極力避ける。
  →下顎を切るとなると、いくつかの神経等を考慮する必要があり、
   術後の患者の負担も大きくなるとのこと。出来れば避けたい。
 ・下顎が腫れているからといって、冷やしてはイケない
  拡張している圧力を利用して、口内に排膿させるため、
  冷やしては逆効果とのこと。
  痛かったら痛み止め(ロキソニン)を服用すること。

 ・開口部も少しづつ開きつつあり、3日後の手術で親不知の
  抜歯を行う方向で検討するとのこと。
  →この手術の機会を逃すと、次回は一ヶ月半後。
   なんとしても親不知は取り除いて欲しい!!
 

「腫れているときは、患部を冷やす。」

この処置は、当然だと思っていました。
まさか、冷やしてはイケないとは!驚きました。

看護師さんも、せっせと保冷剤を取り替えてくれていました。
看護マニュアルにも基本は「腫れたら冷やせ」と習うとのこと。

看護師さんと「早く、言ってよー。」を文句をブツブツ。

一方で、今回は腫れを利用して、排膿を促すという方法なので、
たしかに、ロジックとしては冷やすのは間違っていると納得


さて、この日は久々に入浴をすることが出来ました。
入院中は、主治医に「入浴は問題無い」との確認が必要です。
朝の診察で確認し、1週間ぶりの入浴です。

■点滴をしている時の入浴
点滴の管をつけたままでは、入浴は出来ません。
看護師さんに、入浴するための準備をお願いすることになります。

・腕の針はそのままで、短い管を残して、あとの管は外します。
・短い管と針に残っている血液が固まらない様に、
  血液が固まらない液体を注入しておきます。
・針 と 短い管 をサランラップで巻いて防水処理します。
 針の挿入箇所を中心にサランラップで巻いて保護し、
 隙間を医療テープで貼り合わせます。

入浴後は、まだ点滴の管を付けてもらい、点滴が再開されます。

久々の入浴は気持ちが良かったです。
健康な時には当たり前の事を、また有り難く感じました


この病院では土曜日の昼食に麺類が提供されることが定番の様です。
船上で曜日感覚を保つための「金曜日はカレー」的な配慮でしょうか。

口が開かない、噛めない。
今の私にとっては、うどんチャレンジグなメニューでした。
うどんに挑みましたが、少し食べて断念しました。






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入院-5.13 DAY5 食事再開 [入院]

入院5日目。今日から食事を採ることになりました。

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久々の食事です。まだ口がほとんど開かない状態であるため、
楽しみ半分、不安半分といった気持ちです。

入院生活は、起床が6時。朝食が7時半というスケジュールです。

朝食が運ばれてきます。自分の名前が書いてある名札を確認。
そこには『術後粥食』と書かれてありました。
(まだ手術前ですが、)

<朝食メニュー>
・お粥(全粥):大きめのお茶碗に結構盛られています。
・味噌汁(野菜の具あり)
・白和え、煮豆
・焼のり

口が開かず、口に入れることと、噛むことが難しく、
お粥を半分と、お味噌汁を汁だけ、白和えは一口で断念しました。
これだけしか食べれていないのですが、アゴが疲れました

食事を採ることにも慣れてゆかなければなりません。
腕の点滴からだけで栄養補給をすることにも限界があるようなのです。

入院時から左腕に挿した点滴を通して、栄養・水分・投薬をしてきました。
そもそも血管は、栄養や投薬の入り口ではないため、炎症を起こし始めたのです。

血管の炎症をそのままにしておくのは問題ということで、
挿入場所を左腕から右腕へ変更します。

右腕に点滴の針を挿入してもらいますが、
入院当初(DAY1)と同じように、まだ血管が細く、何度か挿入を試みて
ようやく、血管に点滴の針を通すことが出来ました。
まだ、血管も充分に回復していないようです。


暫く使っていなかったアゴを食事で使ったからでしょうか。
昼前位から、頭痛と、頬や顎の辺りに痛みが出始めました。
水を飲むものも少し辛くなり、痛み止め(ロキソニン)を服用します。

まだ痛み止め(ロキソニン)を手放せるまでには回復していません。

【検査】
この日も来週の抜歯手術に向けた検査を受けます。
・エコー
・心電図
・CTスキャン
・内科問診
・レントゲン 


この日は、夜に主治医の診察がありました。
【診察】
今の状態だと、4日後の手術実施は出来ないかもしれない。

・開口部が狭く、抜歯をするための器具を使うことが出来ない。
・全身麻酔を行うため気道確保が必要となる。
通常は麻酔後に気道確保のための管を通すのだが、
開口部が狭いため、麻酔前に管を通すことになるかもしれない。
その際、管を飲み込む作業が苦しいとのこと。
・CPR値がまだ収束しておらず、麻酔科の許可が降りないかもしれない。

4日後の手術を延期しても、1日づつ順延出来るわけではないのです。
手術室の空き」がその先1ヶ月半も無いのです。
つまり、4日後を逃すと、出術は1ヶ月半後になってしまうのです。

親不知の『爆弾』を抱えたまま、1ヶ月半も待てません。

親不知を原因で発症した 蜂窩識炎 は、レアケースで、
仮に手術が1ヶ月半後になったとしても、
また 蜂窩識炎 になるわけでは無いとのことですが、

そんな不安な状態で、生活する気にはとてもなれません。

死ぬほど痛かったのです。異常な状態に陥ったのです。

あと数日で、どうにか身体を回復させなければなりません。

病は気から、と言い聞かせ、
翌日からの食事摂取から頑張ろうと心に誓うのでありました。。。

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入院-05.12 DAY4-薬と身体のバランス [入院]

入院4日目の朝を迎えました。
蜂窩識炎の治療が進んでゆきます。
点滴による投薬効果で、身体の回復を実感します。

果たして、体力を回復させ来週の抜歯手術が出来るのか?

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朝から10:00までの間に治療や診療が続きます。

・吸入器による投薬
・口腔外科診察
・耳鼻科診察
・心電図測定
・肺活量測定

病室から(点滴台を引きながら)歩いて、それぞれの診察室の向かい
診察や検査を受診します。

大した距離を歩いているわけでもなく、長時間待たされるわけでもなく、
ひとつひとつの処置に時間がかかるわけでもないのですが、

なんか、疲れました。 
体力が低下してことを実感します。

少し忙しい(?)だけで、喉が少々痛くなってみたりと、
身体も回復に向かいながらも、弱い部分もまだまだあるようです。

【症状】
・下顎の腫れはまだひきません。
・喉の痛みはだいぶ解消されてきました。
・右奥歯の痛みも解消してきており、強い痛みはなくなりました。
ズキズキした痛みはやや残っています。

【診察】
・口腔外科(主治医)の診察では、改善が見られており、
来週の抜歯手術も可能になるかもしれないとのこと。
(ガンバレ身体!)

・体内のバイ菌を沈める(CPR値を下げる)ための抗生物質投与を
積極的に行っているが、腎機能への負担が大きい。
腎機能が弱まると全身麻酔の許可が降りず、手術が行えないという
ジレンマが発生する。
身体の回復と、内蔵への負担のバランスをみた治療が必要になる。
(ガンバレ身体!)

・耳鼻科診療では、気道確保が上手く進んでいる様子が確認され、
こちらは出術に向けて良い傾向となっている。
(ガンバッタ身体!) 



点滴による栄養補給が続いていますが、食事はまだ欠食です。
体力をつけるためにも、なにか栄養のあるものを補充しておきたいところ、
主治医からも薦められた、ヨーグルト飲料を飲んでみました。

・・・喉に染みる・・・

また、主治医から脂肪分の補給として薦められた
プリンと牛乳 も試してみました。

こちらは完食。飲料に続き「食べ物」も口にすることが出来き、
普段の当たり前なことに、喜びを感じます。(プリン美味かった!)







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入院-5.11-DAY3 CRP値とは? [入院]

久々によく眠ることもでき、気持ちも楽になってきました。
呼吸に多少の問題があるため、指には酸素量を測定する機器をつけ、
常に無線でナースセンターに情報が送信されています。

安静時の脈拍が50台以下と低く、心配されていた様です。
普段からランニングによる心肺機能の成果でしょうか??
・・・そんな事を考える余裕も少し出て来ました。

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相変わらず、口を開くことは難しい状態のため、
三食欠食で、栄養と水分補給、そして投薬は点滴経由で行っています。

そんななかでも、飲み込む際の喉の痛みは和らいできており、
水を飲むことは出来るようになってきました。

痛み止めの「ロキソニン」は、唯一錠剤で提供されているため、
1日3回の服用に苦労していましたが、またひとつ ひと安心 な事が増えました。

【診察】
 ・耳鼻科の診察/検査
  下顎の腫れによる気道の圧迫に改善がみられるとのこと。
 ・主治医の回診
  - 水が飲める様になってきたのであれば、点滴で不足する
   脂肪の摂取に、牛乳やヨーグルトを採る事を進めらる。
   また、プリン、バナナなども可能であれば採ることを進められる。 
  - 血液検査の結果をみて、来週の親不知の抜歯手術が行えるか
   判断をしてゆくとのこと。
- 下顎の腫れの状態が、集結してきた感もあり、良い傾向。
   膿みとなって集結してくれれば取り除きやすくなるとのこと。

ここで血液検査での指標である CRP値 というものがあります。

CRP値は、主治医のやさしい説明によると「血液中のばい菌の濃度」らしいです。
(詳しくは、ネット検索で調べる事が出来き、炎症の程度重症度測ることが
出来る数値の様です。)

CPR値の正常値は「0.3以下」
入院時の血液検査での私のCPR値は「22」

とんでもなく、高い値でした。
(そりゃ、緊急入院になる筈です。。。)

この数値も日を追う毎にだんだんと完全してきているとのこと。
点滴による投薬している効果が出て来ている様です。


この日、主治医の薦めもあり、牛乳を飲んでみました。
普段、牛乳を飲むこともあまり無かったのですが、とても美味しく。

なにより、口から栄養を採ることが出来たことが嬉しかったのです。

出来ることがひとつひとつ増えてゆきます。









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入院-5.10 Day2 病名は!? [入院]

入院2日目
病院の消灯時間は21:00
   起床時間は06:00 です。

規則正しい、極めて健康的な時間が始まりました。
(まだ、身体は健康とは言えませんが。。。)

診察は、8時頃から始まる「朝の診察」
日中に、外来の診察医出向く診察や、
検査等があります。

その都度、看護師さんが声を掛けてくれ、
診察券を受け取って、病院内を移動します。

昨日からお世話なっている点滴スタンドと一緒に移動します。

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【今回の症状の分析】
最初は、親不知付近の歯茎に膿みが溜まっているだけでした。
この膿みが、下顎にまで拡がり、症状を悪化させていました。

病名は、蜂窩識炎(ほうかしきえん)ということです。

なぜ 蜂窩識炎 にまで発展してしまったのか?
診察を進めながら、この原因も探ってゆきます。

1ヶ月前の奥歯の激痛発生から、入院するまでの症状の経緯をまとめ、
メモを渡すことになりました。

夜の回診までにメモをまとめておき、Y先生に見てもらうと、
「入院直前の(夜間救急歯科などの)対応がポイントになりそう。」
とのコメント。

具体的な指示などの診療対応があれば、状況は変わっていたかもしれない。
もしくは、入院直前の2日間の苦しみは無かったかもしれない。
ということになりそうです。

【診療方針】
当初の入院予定日は、一週間後でした。
全身麻酔による手術で、親不知を取り除く予定だったのです。

しかし、その前に、蜂窩識炎 を患ってしまいました。
これを治して、出術が可能な身体にしなければなりません。
-発熱を抑える
-開口を確保する
-体力を回復させる

先ずは、蜂窩識炎の治療、そして抜歯手術を目指すことになります。
下顎の腫れを除去すること、これが当面の課題です。


抗生物質の変更が行われ、ステロイド注入も行われることとなりました。

呼吸が苦しい症状もあるため、耳鼻科の診察も行われることとなりました。
内視鏡を使って、喉の奥の状態などを診てもらいます。


診察の効果が出て来たからでしょうか。
今までは横になると、呼吸が苦しく、咳払いをしなければ
うまく出来なかった呼吸が出来るようになって来ました。

普通にベッドで眠ることが出来ます。

この日の夜は久々に ぐっすりと眠ることが出来ました

眠れることはスバラシイ。
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入院-5.09-DAY1 まずは点滴 [入院]

朝8:00前にY付属病院に到着、地域を代表する病院です。
既にロビーには数十人程度の外来患者が待っています。

受付が始まるまで、ロビーのソファに力無く座って待ちます。
そして、受付を終え、口腔外科の診察へと向かいました。

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下顎が腫れ上がり、口は殆ど開かず、話すこともままならない。
発熱は39度近くの状況です。
K歯科センターの外勤で診て頂いたY先生は変わり果てた姿を見て、

「これはもう、入院という事でいいですね。」
「ちょっと頑張りすぎたね。」

即座に入院が決まりました。緊急入院です。

-入院手続きの書類
-仕事の関係先への連絡
-CTスキャンの検査のための事前同意書

いろんな手続きや連絡を行いますが、妻がテキパキと対応してくれました。

10時頃、看護師さんが診察室まで迎えに来て頂き、病室に案内されました。

入院着に着替え、ひとまずベッドに横になります。
まだ、なにも治療していない状態ですが、心の底から思いました。

「これで、助かった・・・」

病院にいるという絶大な安心感。
数日、自宅で病気に耐えてきた緊張から開放されました。

水も喉を通らない状態のため、先ずは点滴の準備が始まります。

点滴の針を左腕に、・・・うまく入らない。
今度は別の場所に、・・・うまく入らない。
また別の場所に、・・・うまく入らない。

左腕はあきらめて、右腕で再挑戦です。

点滴の針を右腕に、・・・うまく入らない。
今度は別の場所に、・・・うまく入らない。
また別の場所に、・・・うまく入らない。

何人かの医師や看護師の方がトライするものの、
うまく針が入りません。

ここ数日の衰弱で、体内の水分も不足し、
血管がほぼ潰れる程に細くなってしまっているそうです。

最後に現れた エース看護師(?)さんが、
なんとか針を通してくれました。
(どうやら、他の病棟から助っ人の腕利きの看護師さんの様です。)

点滴を通して、水分補給栄養補給薬剤投与が始まります。

身体が少しずつ活気を取り戻しつつあるのが判ります。

水分補給のおかげで、唾を吐くのも楽になってきました。
それまでは、粘り気のある唾で、なかなか切れなかったのですが、
普通に"ペッ"と吐くことが出来るようになりました。

CTスキャン や レントゲン などで、身体の状態を確認してもらいます。
針を刺したり、開かない口を開けたりと、小さな苦労はあるものの、
ようやく回復に向かえるのだ!という安心感があります。

とはいえ、まだ治療は途についたばかり、

呼吸は苦しく、咳払いをしないと呼吸がしづらい状態が続きます。
就寝時も、少しでも気道を確保しよう上体を起こしたりしてみましたが、
咳払いをしないと呼吸が出来ず、眠ることは出来ませんでした。


こうして入院生活が始まりました。

4人部屋で、スペースも狭く、あまりプライバシーはありません。
食事も口からは採れず、三食欠食です。
発熱も改善したものの、37度台が続いています。
まだ、ぐっすり眠ることも出来ていません。

しかし、そんなことは たいして気になりませんでした。

病院に収容され、すごく安心感があるのです。

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発症-5.08★下顎腫腸 [発症]

明け方に、激しい痛み(歯痛&頭痛)からは開放され、
少々安堵した気持ちで朝をむかえました。

この時、下顎はだんだんと膨らんできていたと思いますが、
激痛を脱した事がとても気持ちを楽にしてくれていました。

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激痛を脱した事で、ロキソニン(痛み止め)を服用する量は減ってゆき、
朝昼晩の3回の、通常の服用タイミングに戻しています。
同じく、抗生物質も処方されたタイミング通りに服用する様にします。

飲み薬を飲むとき、水が飲み込みづらくなっていることには気付きました。
また、口が開かない症状は変わっていないため、
ヨーグルトを流し込む程度しか、食事は採れていなかったと思います。

時間を追うごとに下顎はだんだんと膨らみを増していたと思います。
後から振り返れば、新しい症状に入ったことで、病院に行くべきだったと思えますが、
この数日の経緯から、そんな考えは浮かびませんでした。

・休日診療や救急歯科では、診療の制約がありあまり期待出来ない。
・ここ数日で、複数の医師に受診しており、これ以上の診察は意味が無さそう。
・1日待てば、Y付属病院へ通院予約があるので、そこで診てもらおう。

1日外出は控え、自宅で過ごし、夜になってきました。

この頃になると、唾を飲み込むことも、喉の痛みで出来なくなってきました。
このため、水を採ることすら難しくなっています。

激痛から開放され「今夜は眠れる」と考えていましたが、
そうではありませんでした。

下顎が腫れているせいか、横になると息苦しく感じます。
また、喉が乾いていることもあり、咳払いをすることが多くなります。

水が飲めれば、息苦しさも咳払いも収まりそうですが、
水を飲もうとしても、喉が痛み、飲み込むことが出来ません。

喉に潤いを与える方法は、
水を口に含み、上を向いて、ガラガラとうがいをするしか
方法がありませんでした。
当然、水分がきちんと採れることもなく、息苦しさと咳払いは解消されません。

昨夜は、激痛(歯痛&頭痛)をロキソニン(痛み止め)で、なんとか緩和していた
数十分ほどは、ウトウト出来ていたのですが、
この夜は、ほぼ眠ることが出来ませんでした。

横になる → 息苦しさ&咳払い → 起きてガラガラとうがい → もとに戻る

この繰り返しで、朝を迎えます。
明け方以降は、眠ることは諦め、ソファに黙って座って耐えていました。

すでに下顎は大きく腫れおり、別人の様です。
体力も消耗している様で、シンドイと感じる様になりました。
明け方に体温を測ってみたところ、39度です。

発熱を伴って、朝を迎えました。
そして、ようやくY付属病院に通院する時が来ました。

Y付属病院までは、車で30分~40分程で行くことが出来ますが、
すでに車を運転する体力は無く、妻がタクシーを呼んでくれました。

もう、この時には自分がどんな状態にあるのかよく判っていません

親不知が原因で、激痛に襲われ、
痛みが緩和されたら、下顎が腫れており、
なにも飲めず、食べれず、発熱もしている。

もう訳がわかりません。。。

病院への期待感ももちつつ。
また、「様子をみましょう」と言われてたら、
今度はどうやって家で過ごせば良いのだろう??

そんな事をボウっと考えながら、タクシーに揺られて病院へ向かいます。

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発症-5.07★症状変化 [発症]

---
まるでハンマーを使って太い釘を、奥歯に打ち付けられている様な感覚です。
頭と顔の右半分は痛みに包まれていると感じる程、痛みが響きます。
---
この右奥歯の激痛は、深夜になっても収まる気配はありません。

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夜間救急歯科センターでの診察で教わった、痛み止めに頼るしかありません。
---
「本当に我慢出来なければ、1錠呑んで30分後に追加で1錠呑んで効き目を
強くしても大丈夫ですよ。こんな事言うのも何ですが、
ロキソニンを飲み過ぎても致死量に至ることはありません。」
---

歯痛&頭痛が激しくなる → ロキソニンを服用 → 少し痛みが和らぐ
 → このスキを狙って目を閉じて眠る → 激痛で目が覚める。 → 最初に戻る。

このサイクルを60分強で繰り返します。
ロキソニン(痛み止め)を服用しても、1時間程度で効果がなくなり、
再び激痛が襲ってくるのです。

特に深夜から夜明けにかけて、ロキソニン(痛み止め)を多量に服用しており、
この日だけで、7錠ほど服用していたかと思います。
多量に服用する不安より、激痛をなんとかしたい願望が上回っています。


そして、夜が明けてきました。


不思議と、激痛のサイクルが止み、痛みが和らいできました。
多量のロキソニン服用が効果を発揮してきたのでしょうか?


激痛は和らいできたものの、口が開かない状況は変わらず。
今度は喉が痛く、飲み込むことが難しくなっていました。
症状に変化がしています。

気づくと、顎の下が腫れてきています。
次第に、マツコDXさんみたいな、大きな顎になってきました。


明らかに症状は悪化しているのですが、
この時の私の気持ちは、

「やった、激痛から脱出できた。
あの痛みが続くよりは、多少顎が腫れている方がまだマシだ。」

やはり、思考能力が低下しています。。。


激痛さえ襲って来なければ、あと1日を乗り切って、
Y付属病院での診察を受けることができます。
なんとか、持たせられる!

そう、思っていました。


そして、今回の発症の最終ステージへと進んでいきます。






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